型枠
木製曲面型枠(RC屋根) 現場名:湘南港港湾管理事務所Ⅳ
「湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)」Ⅳ
■2013年6月12日 第4回現場定例会議(モックアップ検証会議)
前回までの打ち合わせ会議で決定事項となっていたモックアップを設置して検証する会議を行った。原寸大型枠モックアップを設置する目的は、施工実現性の検証と施工手順の確認。場所は谷津建設社の資材センター。
主に以下の内容について検証を行った。
① 型枠の強度について
② 現場での雨水対策について
③ 鉄骨との納まりについて
④ 型枠設置時の作業性について
⑤ 型枠敷設時の寸法精度について
⑥ 型枠敷設後の表面精度について
⑦ 型枠と鉄筋敷設の相互関係について
(さらに…)
木製曲面型枠(RC屋根) 現場名:湘南港港湾管理事務所Ⅲ
「湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)」Ⅲ
■2013年5月28日 ベースモデル作成
第二回の打ち合わせ会議で検討課題となっていたベースモデル(構造モデルと意匠モデルを融合した実施工用モデル)作成をアプリクラフト社に依頼することが決定した。その具体的な条件は次のようなもの。
① すべての外周エッジ、開口部の精度を構造ポリゴン端点から1m
② その他、構造上重要な構造ポリゴン点(ARUP社指定)からも1mm以内の精度とする。
③ 意匠性を考慮したサーフェース曲率(できるだけ意匠モデルに近いように)を採用する。
④ 型枠製作における難度を考慮したサーフェース曲率と、大引きライン(支保工ライン)の連続性(曲率の連続性)を重要視する。 (さらに…)
木製曲面型枠(RC屋根) 現場名:湘南港港湾管理事務所Ⅱ
「湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)」Ⅱ
■2013年4月25日 初会合(第1回定例会議)
関係者打ち合わせを現場事務所で行う。ヘルム(設計事務所)、ARUP(構造設計事務所)、谷津建設(ゼネコン)、キヤマ(型枠)、堀江製罐合板所(型枠工場製作)、大相MAT(現場型枠)の5社計10名での初打ち合わせ。名刺交換のあと本題へ。完成予想模型を前にこの建築物に関しての設立背景や設計コンセプトなどを、ヘルム所長さん、ARUPのTさんより説明があった。プロジェクトの初期段階でこのような内容を聞くことができるのは、作る側にとって大きな手がかりになる。一般的に作る側は作るためだけの情報が与えられ、その情報を元にカタチを作り込んでいく。多くの場合、情報->カタチへのプロセスでいかに安価にできるかを求められるのが常だが、そこにクライアントや設計者の ”思い” が入り込む余地は無い。作る側に ”思い” をすくい取る機会は与えられない、というのが実態である。と、私は思っていた。ただ、今回の案件はちょっとイレギュラーだと感じた。作り手にもすくい取るチャンスがあると直感したのだ。 (さらに…)
木製曲面型枠(RC屋根) 現場名:湘南港港湾管理事務所
「湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)」 Ⅰ
■2012年12月 プロジェクトスタート
■2012年12月 プロジェクトのはじまりは他社の見積依頼から
2012年12月初旬、「ホームページを見て連絡しました」と横浜のゼネコンさんからの電話。現場は神奈川県発注の入札物件、湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)。内容は、自由曲面屋根スラブ型枠の見積依頼。図面を送っていただき、お話しをお預かりすることに。屋根スラブのカタチを一目見て、これは「面白い」。何種類(製作型枠への依存程度の違い)かの見積りを行い、結果を待つことに。年明けに「落札不可」の一報。残念だったが、あきらめない。
(さらに…)
木製二次曲面型枠(RC浴槽) 現場名:海極プロジェクトⅢ
現場名 レーベンリゾシア ヴェスティ ブルー
■2012年03月 竣工
■2012年03月28日(水)竣工写真
石切山タイル株式会社(石切山さん)から竣工写真が届いた。
まずは洋風大浴場露天風呂から。360度の断面変化にタイル貼りはどうするんだろうと思っていたが、乱貼りでキレイに仕上がっている。見事です!