型枠設計

鋼製曲面型枠(PC壁)現場名:広州市花都区文化センターⅠ

現場名 中国広州市花都区文化センター

 

■2010年06月 二次曲面PC建築プロジェクトスタート

■2010年6月 型枠形状選定から
このプロジェクトはスタートからすでに二年ほど経過しているが、諸処の事情により今回記事としてアップすることにした。
2010年6月、構造設計集団(SDG)の渡辺邦夫さんから下記イメージパースの外壁PC型枠製作について相談があった。PC(プレキャスト+プレストレスト)工法を採用する予定であるが型枠製作について良いアイデアはありませんかとのこと。まずプロジェクトを進める前にコスト、スケジュールに大きく影響することになる型枠選定が重要になってくるためである。この建物の外壁PC版は二次曲面形状(x,y二方向曲面という意味)の設計を前提としている。設計通りに二次曲面型枠とするのか、一次曲面(一方のみ曲面)の組み合わせによる多面体型枠とするかだ。全体を疑似曲面として見なす後者の多面体であればコスト、スケジュールとも有利になる。何度かシミュレーションを行いながら双方で確認をし、結局一次曲面の多面体型枠の方向で進むことになった。


プロジェクト現場の概要と平面図。


■2010年7月初旬 PCモックアップ用モデル
PCモデルの設計と平行してモックアップ(原寸大)を中国で作ることになった。今回はプレキャスト+プレストレストの仕様となり、中国国内ではこのような仕様実績が少なく広州から離れた上海で製作することに。掲載図面はモックアップ用の部位を特定した図面。



 


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