「湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)」Ⅴ
■2013年10月15日 屋根スラブ型枠設置(現場入り)
いよいよ、型枠設置に向けて現場入りの日が来た。
あいにくの天候、台風26号の接近で海は大しけとなっている。出鼻をくじかれた。
以下の写真は、我々が現場に乗り込んで行った時の状況を撮影したもの。
仮設のステージが設置され、そのステージ上に支保工(仮設サポート)の平面ポジションをマーキングしているところ。作業を行っているのは専任の測量技術者で、この職人さん達の腕が今回のベースモデル工法においてはとても重要な存在となってくる。
ステージ上の青の丸印が900mmグリッドの支保工(サポート)ポジション位置となる。
屋根スラブ高さに応じてステージの高さも変化していく。この写真は耐震壁付近のステージ高さが変わっているところ。
■2013年10月18日 型枠現場敷設開始
この写真は、台風が通り過ぎた翌朝に山側から港を見下ろして出会った日の出の瞬間。
さあ、いよいよ現場が動き出す!
先ずは、庇BOXの配置から。ベースモデルの高さに合わせた受け台を準備しているところ。
庇の一辺方向を延ばしていく。BOX型枠はひとつとして同じ形状のものはない。決められた位置(ベースモデルX,Y,Z座標値通りの位置)に決められたBOX型枠を一つずつ配置していく。型枠大工さんも、ここまでの精度を要求されたことはまず無いと思う。職人さんたちにその必要性を説きながら、一緒に作業を進めていく。お互いに我慢強く。
ベースモデル通りに作っているので、問題はない。はずなのだが、やっぱり心配になる。ひとつずつ無事に進んでゆく度にホッとしているのが本当のところだ。作業も少しずつ慣れてきたので、ここからはペースが上げていこう。