この型枠は保育園の室内にある柱頭部の型枠です。形状が二次曲面であること、曲率が高い(1,000mmR球)こと、転用回数が少ないことなどから木製合板で製作を検討しました。お願いした専門業者は名古屋の 株式会社 堀江製凾合板所 さんです。合板を幅100mmで螺旋状に貼る独特の工法(これにより高い曲率に対応できます)や素地の仕上がりの選択(素地仕上げ、FRP仕上げ)によりコンクリートの表面の仕上がりが鋼製型枠並みに出来上がります。今回は残念ながら型枠の製作には至りませんででしたが、検討する段階でRC型枠のみならずPC型枠でも実用可能であることがわかりました。このような異素材とのコラボレーションも積極的に行い型枠の適用範囲を拡げていきたいと思います。堀江製凾合板所さん、今後ともご協力よろしくお願いいたします。
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*この型枠の製作にご興味のある方はお問い合せください。