型枠設計

木製曲面型枠(RC屋根) 現場名:湘南港港湾管理事務所

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「湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)」 Ⅰ

 

 

■2012年12月 プロジェクトスタート

■2012年12月 プロジェクトのはじまりは他社の見積依頼から
2012年12月初旬、「ホームページを見て連絡しました」と横浜のゼネコンさんからの電話。現場は神奈川県発注の入札物件、湘南港港湾管理事務所(通称 湘南港ヨットハウス)。内容は、自由曲面屋根スラブ型枠の見積依頼。図面を送っていただき、お話しをお預かりすることに。屋根スラブのカタチを一目見て、これは「面白い」。何種類(製作型枠への依存程度の違い)かの見積りを行い、結果を待つことに。年明けに「落札不可」の一報。残念だったが、あきらめない。

 
■2013年1月18日(金)始動
 落札会社が 谷津建設株式会社 さんであることを知り、電話連絡してみる。担当者不在。メール連絡にスイッチしたが、一ヶ月以上連絡がなかった。

 

■2013年3月4日(月)コンタクト
 ようやく担当の方と連絡が取れる。工事部のMさん。単刀直入に、「お手伝いさせてください」と伝える。翌日、現場代理人(監督)のKさんからメール連絡。後日面談いただけることになった。なんとかスタートラインに立つことができそうだ。


■2013年3月25日(月)初打ち合わせ

 相模原の本社に出向いて初の打ち合わせ。面談は、監督さんと積算部のTさんと私の三名。ここではじめて3Dデータをノートパソコンで見せていただくことに。アプリケーションはAutocad。詳しくお話しを聞くと、生データは Rhinoceros で あるという。NURBSモデル(自由曲面)とは、ますます面白くなってきた。図面化できないカタチこそ私たちの出番だ。また良いことに Rhinocerosには身に覚えがある。15年ほど前、米国に子会社を作り、3dcg.comというインターネットサイトを立ち上げて、 Rhinocerosのモデルデータを $1.00 / 個 で販売していたことがある。その時の経験で、NURBSモデル作成には多少馴染みがあるのだ。
目の前にある3Dモデルを指し、「こんなコンクリートの型枠できますか?」の問いに、間髪入れず「出来ます」と応える。屋根スラブ総面積2,000㎡以 上、現場打ち(RC造)なので木製型枠ということになる。どの範囲まで工場生産の型枠を使用するのか。最小限とするならば、小骨にあたる ”大引き” だ けを工場生産品として、あとは現場大工さんに任せることも可能だろう。あるいは全面積すべてを工場生産のBOX型枠で対応するならば、現場ではそのBOX 型枠を組み付けることで現場作業の負担を減らすこともできる。どちらにしてもコストとの兼ね合いとなる。
この時に3Dモデルを見ていてちょっと気になるところがあった。NURBSモデルであるはずなのに、継ぎ目が滑らかになっていない。しかし、後々これが面倒なことになるとはこの時は気づかなかった。

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「湘南港港湾管理事務所 屋根スラブCGイメージ」

 

木製曲面型枠(RC屋根) 現場名:湘南港港湾管理事務所Ⅱ につづく


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